石窯に最も重要な焼き所 炉床作り
石窯で最も重要なのが焼き所の”炉床”です。
ここに熱が溜まってしたからも上からも焼いていきます。
路床が冷えやすいと、窯の本体が熱くなっていても”石窯料理”が作れませんん。
ピザなどを焼くとくっついてしまいます。
また表面だけ焼けて、生地が生だった!なんてお粗末な結果に終わってしまいますのでこちらも手を抜かずにシッカリと作ってくださいね。
まずは基礎の上に打った路床の土台コンクリートに直接置いてきます。
この寸法なのですが、レンガによって違いがあるので、『石窯の作り方の図面』的なものは有りません。
この窯では980×980(ミリ)でしたが、レンガによって違います。
この大きさを最初に地面でレンガを並べてみて、測ってから作ってください。
だいたい普通のピザやパンなどを焼きたい場合には炉内で横幅80センチ奥行が60センチくらいだと思います。
周りに一周並べたら中に”バサモル”と言われる、水分のないモルタル(少々湿り気は持たせる)を充填します。
ちなみに本場イタリアの窯ではここで”塩”を充填するんですね。
断熱材変わりになります。
炉床部分の作成 平にしないと出し入れが大変ですよ
ここで注意ですが、炉床表面に段差が出来ないようにしてください。
ここで段差があると、料理を出し入れするときに使う”パーラー”(下記参照)が引っかかってしまいます。
手のひらでさすってみて、引っ掛かりがないことを確認してください。
2段目を置くときにあいだに”目地”と言うモルタルの層を作るのですが、5ミリくらいの調整をしたほうがいいです。
この時にレンガが乾燥していると”一瞬”で乾いてしまい、調整できなくなってしまいますので、使用する前のレンガは大きい桶のような入れ物に水を溜めて5分は水に漬けておいてください。
使う寸前に取り出してくださいね。
あ、当然レンガは”耐火レンガ”ですよ。→Amazon国産耐火レンガ
耐火レンガでないと、ヒビ等が入るおそれがあるのと、熱でレンガ内の水分が膨張して破裂の恐れもあります。
レンガはホームセンターなどで200円から300円で売っていますので探してみてください。
Amazonなどでも売っていますが、恐らく送料が高いのでトータルすると高くなるかもしれませんよ。
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